よく見えると言うこと

〜拡大鏡（Surgietl)を使った診療〜

　マイクロスコープを導入し、今まで想像だけで洗浄していた根の中を、実際に見ながら汚れを除去する丁寧な治療へと変化してきました。マイクロスコープは最大２０倍くらい拡大してみることができるのですが、通常は８倍で十分根の治療をすることができましした。
根の治療以外にもマイクロスコープを使用していると、歯を削る際や抜歯、さらには普段のスケーリング（歯石をとること）でも拡大して確認した方が、より確実で安心できることがわかってきました。しかしマイクロスコープは固定式なので根の治療以外はやりにくい場面もあります。

　マイクロスコープを導入後4年が経過し、さらにきめ細かい治療をするために、現在は拡大眼鏡６倍（サージテル）を使ってすべての治療をしています。患者様の磨き残しや小さなう蝕もよく見えるため、少々厳しく指導するようになったかと思います。

　う蝕や歯周病は磨き残した食物を栄養源にした口腔内細菌が引き起こすものですから、早期発見し、早期予防を促し患者様の口腔内をより健康に保てるようお手伝いさせて頂こうと思っています。