2011/04/03
診療理念
~全身の健康は口腔から 治療ゴールの見える医療を~
- 小島歯科診療所
当院の診療理念は、患者様が治したい、予防したいという健康的な考えが出来るように、まず口の中の状態を知っていただき、それぞれに合った治療方針でゴールまで導けるよう共に頑張ることです。ゴールというのはご自身でも管理できるところまでが理想ですが、生活習慣病ともいえる虫歯、歯周病はしっかりと理解し管理していなければ再発してしまうものです。定期健診、メンテナンスで再確認しながら、患者様をサポートして行きます。
健康の定義とは
WHO(世界保健機関)憲章の前文
「健康とは、身体的、精神的ならびに社会的に完全に良好な状態であり、単に病気や虚弱でないことに留まるものではない。到達しうる最高度の健康を享受することは、人種、宗教、政治的信念、社会・経済的条件の如何にかかわらず、全ての人類の基本的権利の1つである。」
健康は他に与えられるものではなく、個人個人が日々の暮らしの中から年齢や体力、生活様式に応じて自分に適したものを獲得しなければなりません。健康に関する科学は医学・栄養学・体育学・心理学・社会学などに基づいていますが、医学の中にはもちろん歯科医学も存在しています。 医学からはだいぶ遅れを取りましたが、2000年辺りから、日本でも歯科の歴史の中から、エビデンスに基づく歯科医療、つまりEBM(Evidenced Based Medicine)が叫ばれるようになってきました。EBMとは分かりやすく言えば経験に頼る医療から科学的根拠も重要視し、より長期的な予後を意識したより良い治療を行いましょう、ということです。 当院におきましても、患者様の立場に立ち、常により良い治療を受けて頂けるように知識、技術、設備など手入れしてまいります。
口の中の疾患が全身に及ぼす影響
口の中の疾患、主に虫歯、歯周病が全身疾患に影響することは様々な情報が発信されている現代ですからご存知の方も多いでしょう。実際には以下の病気に関係している事が近年の研究で明らかにされてきました。また、メカニズムとしては細菌感染による慢性的な炎症が、TNF-αなどの炎症性サイトカインと呼ばれる、細胞から細胞への情報伝達に使用される化学物質、いわゆるケミカルメディエーターが関与し、他の臓器にも影響を及ぼしていると言われています。また、最近では細菌自体が血液に入り込む菌血症が話題になっています。
主な関連病
糖尿病 肥満 骨粗鬆症 関節リュウマチ 癌 心臓血管系疾患 呼吸器疾患 早産及び低体重児出産 消化器疾患 アルツハイマー病