2011/03/29

顎関節・咬み合わせ

~肩こり、頭痛などの原因にも~

 下顎の骨は左右の顎関節と呼ばれる部分で関節円盤を介し繋がり、食べ物を咀嚼する精巧な動きを複関節で巧みに制御しています。その為、わずかなズレが関節や筋肉にも大きく負担となって様々な症状が出てきます。 特に下顎の成長や歯の位置の悪さや習癖、合わない被せ物などが原因で痛みや雑音が発生することがあります。重症化すればするほど治りにくく、初期に解決すれば進行を防ぐこともできます。
主な症状として、以下のようなものがあります。
口を開けると痛い
口が開けづらい
顎関節に雑音がする(ギシギシ、ミシミシ、カクン、ポンッ)
肩が凝る
頭が痛い
耳鳴り
眩暈
関連する筋肉を押すと痛い

 当院の患者様では普段の偏った姿勢や習癖、親知らずの萌出による早期接触(異常な咬み合わせ)を治す事で殆ど改善されています。また、顎関節の疼痛があり口の開きにくい場合にはレーザー照射で機能的な回復を行っています。
 既に顎関節や関節円盤の損傷、炎症が高度な場合は専門医を紹介しております。
 また、合わないスプリントやマウスピースを長期に渡って使用すると、歯が移動したり筋肉が異常緊張し、逆効果なことがありますので、定期的に調整、検査する事をお勧めします。

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